爆丸の弟たち その1 ダッカン
西川です。
爆丸は一旦の終了となった訳ですが
その爆丸の後を担うおもちゃ達が存在したのもまた事実。
今回はそれら…言うならば「爆丸の弟たち」の事を書こうと思います。
モクバも一緒に語ろうよ、って誘ったら
「爆丸以外の話などくだらん、断る!」って言って
シュート練習に戻っちゃいました。
もう素直じゃないんだから。
その1 ダッカン
爆丸の弟分、と、セガトイズ公式で語られ
鳴り物入りで登場したのがダッカン。
ざっくり言うと
UFOキャッチャーのようなアームが付いた車、ダッカンを
ターゲット(公式ルールではメダル)に向かってシュート。
ターゲットに当たるとアーム展開と同時に
事前にチャージしていたプルバックゼンマイでバックして手元に戻ってきます。
この時アームがターゲットをゲットしていればOK、というおもちゃです。
個別包装の飴などのお菓子をゲットする遊びもいいし
メダルを使った公式バトルも、という位置づけでした。
シュートは手の力で行なうので爆丸の要素も残していました。
アームの異なる機種を使い分けて戦おう、という触れ込みで
全4種(色違い含めると5種)でスタートし、
追加で2種投入予定でしたがキャンセルされています。
(月刊コロコロイチバン!で連載していた作中で
主人公の真駆(まかり)トールが使っていたカブトムシ型のカブトルと
ライバルのヴァイ・マクレーが使う予定だったサソリ型のダッカンでした。)
ちなみに漫画連載は全4回でした。
(加えてプレ回があった模様)
展開終了なので仕方ないですが無念。
それとは別にダッカンと爆丸アーマーズはパッケージ等のクレジット表記が
セガトイズのみ(漫画作者名や出版社名がなかった)だったので
契約の時点でいろいろあったんやろな(権利系費用軽くして粗利確保?)
…とか考えてしまいます。
さてダッカン、遊んだ感じは
アームの精度がいまいちでターゲットをうまくつかめない場合が多く、
タイヤの精度も悪く少しの凹凸でうまく進まなかったりと
おもちゃとしての楽しさがだいぶスポイルされている感じでした。
ヒーローバンクのジャリンジャリンコイン掴んで遊びたかったけど
コインが薄くてだめでした。掴めたとしても重さでアウトっぽい。
ぶっちゃけUFOキャッチャー風に狙い定めたら後は全部自動で
ターゲットに向かって行ってアーム動かして帰ってきてほしかったなぁ、
と思ったのですが、
『ポケモン対戦ゲッター』というおもちゃがすでに同じことをやっています。
こっちは後に事前のスイッチ操作で
カーブ移動ができるようになったり等の進化をしていました。
あと当時気になったのは提供されたフィールドが全部サイズが違った事。
大きい順に
『お宝ダッカン!メダル獲レジャー10』に付属したフィールド
Webでダウンロードできた体験版フィールド
イベントで配布された特製フィールド
となっています。
公式ルールも暫定的な感じのまま
煮詰め切れなかったと記憶しています。
そうそう、缶バッチのノベルティがありました。
結局爆丸公式サイトと同じ日にサイト閉鎖し
実質的な展開終了となりました。
その期間約7か月と本当に短命でした。
ダッカンの個人的評価は、
メダルの手触りがすごく良くて
数いっぱい集めてジャリンジャリンやるのが最高でした。おすすめ。
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参考リンク:爆丸の弟たち その2 アタックフィギュア